
水彩紙にはでこぼこの紙肌というものがります。
このでこぼこを紙の目と言い、 同じ銘柄の紙でも紙の目によって印象が違ってきます。
細目、中目、荒目の紙肌があります。
荒目…でこぼこが大きく扱いにくいが、色ののりがよく深みやグラデーションをかけやすい。
中目…細目と荒目の中間。適度にグラデーション、にじみ、ぼかしが出来ます。まずは中目から試してみるといいでしょう。
細目…色の伸びが良く、細密な表現にも向きます。
このほかに、紙の隅を糊で固めた「水彩紙ブロック」や、厚紙に水彩紙が張られたボードなどもあります。
裏表の見分け方
水彩紙には裏表があります。
一般的に高級洋紙などには紙の端に透かしが入っていて、字の読めるほうが表になります。
透かしが入っていない紙の見分け方
でこぼこがしっかり見える方が表になります。
『重さ』は水彩紙を選ぶ上で最も大事なポイントになります。
紙の厚さのことですが、 1平方メートルあたり300グラム以上あれば、小さなサイズなら水張りが必要ありません。
常にたっぷりの水を紙に吸ってもらわねばならないので、この条件が必須なのです。
コットマン マルマン/ アルシュ(細目,荒目)/ ストラスモア・インペリアル (中目、荒目)/ クラシコファブリアーノ (中目)/ ワトソン/ ホワイトワトソン/ キャンソン・ミ・タント/ モンバル・キャンソン/ ファントネー/ MBM木炭紙/ MO紙/ ケナフ/ マルマンクロッキー/
白く発色が良い紙。水はじきが強いので、かすれの表現が出しやすい。
紙が弱いため、マスキングは向きません。
フランス製の水彩紙。水彩の技法をほぼすべて使える紙です。
絵の具がよくのび、きれいに広がって色むらになりにくい。発色も良く、グラデーションがしやすい。
重ね塗りも大丈夫。
水はじきがとても強い紙なので、使いやすいか使いにくいか、描き方によって変わる。
絵の具が乾燥するとやや色が沈みます。 荒目の方が色の伸びがいいようです。
紙の表面が強いので、グラデーションがかけやすいです。
発色もきれいで、とてもやさしい色調にしあがるため、淡い微妙な表現ができます。かさね塗りもできます。
繊細できめの細かい純白の紙。繊細に描いていく表現に向いています。
硬いペンで描いてもにじまないので、ペン画にもいいです。
発色が良くのびも良いですが、グラデーションや色を重ねてぼかすなどの技法はうまくできません。
マスキングには注意が必要です。
高級紙です。
アイボリーがかった色をしています。のびがきれいです。
木綿繊維を原料としており紙の表面がとても強いので、消しゴムを使っても大丈夫です。
水を強くはじくため、細かく描くよりも、ざっと描くのに向いているようです。
水はじきが気になる場合は、紙の表面を湿らせてから塗るか、筆に多目に絵の具と水を含ませて描きましょう。
特厚口(239g)超特厚口(300g)のものを使うと波打たずおすすめです。
ワトソンの白い紙、ホワイトワトソンです。
ワトソン紙と同様の特性です。
純白に近い白で発色がきれいです。
表面の凸凹が特徴。
パステル用紙として有名です。色のついているものも沢山あります。
紙の色は純白で、発色が綺麗です。
水に強いので、塗りを失敗しても水たっぷりの筆で洗い流せます。
重ね塗りには向きません。さらっとした絵に向きます。紙の上で絵具を動かせます。
薄い紙なので、水張りをしても波打ってしまいます。
純白の紙でとても発色が綺麗。
キャンソン・ミ・タントに似て水に強く吸い込みが遅いので、紙の表面上で色を動かせ重ね塗りもできます。
やわらかい感じの発色になります。
重ね塗りをしても深みのある色は出にくいです。えんぴつやペン、パステル等もよくのる紙です。
少しアイボリーがかった発色が良い紙。
平塗りやグラデーションがうまくできます。
絵の具が美しく広がるのでにじみを活かした作品に向いています。
吸い込みが早いため一度塗った色は動かせません。
紙が弱いのでマスキングの使用には向きません。
木炭に向いた紙。紙のテクスチャが独特ですが水彩の技法全て使えます。
日本の和紙を水彩紙として開発したもの。強い吸収性があります。
マスキングすると破れやすいです。ドーサ引きされたものとされてないものがあり、ドーサ引きされてないものはまるで和紙のようです。
描き方、画風によって使い易さが変わってきます。
ブランドにこだわらず、自分に合った紙を探してみてください。
地球環境森林資源保護の観点に基づき、一年草ケナフを原料とした、完全非木材紙です。
絵の具ののりや発色のよい紙。
和紙的な感覚で墨画が描けます。
鉛筆・パステルなど全体的にソフトでなめらかな表現ができます。
枚数が多く、安価で人気のあるクロッキー帳です。
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